映画『HELLO WORLD』 感想

こんにちはtorimilarです。

本日、『HELLO WORLD』を鑑賞しましたので、あらすじとともに感想を綴りたいと思います。

率直な感想としては、可もなく不可もなくといった具合です(笑)

私の頭の回転が悪いだけだとは思いますが、終盤「んっ?どゆこと??」と置いてけぼりになっていました。

しかし、この方のブログ*1の感想と考察を読むと裏設定がしっかりあって、かなり面白い内容であることがわかります。

個人的な胸アツポイントは、主人公とヒロインの声をつとめる俳優さんが、映画『君の膵臓をたべたい』の主人公とヒロインをつとめた、北村匠海くんと浜辺美波さんだったことですね。劇中で二人が図書委員をつとめる点も、二つの映画の共通点ですね!

 

まずは予告動画をどうぞ!


映画『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』予告【2019年9月20日(金)公開】

 

※以下ネタバレ含む。

あらすじを黒字、感想を青字にしています。 

現実の世界と記録の世界

主人公の”堅書直美(かたがきなおみ)”は、京都市に住む内気な高校生。

ある日、堅書はクラスの図書委員に選ばれることになります。

内気なので断ることができない堅書を見て、私は自分のことを見ているようでした(・_・;

周りに頼られたり期待されると、断りづらいよね😅

 

その後、図書委員の集まりにて、”一行瑠璃(いちぎょうるり)”と出会います。

この時、アイドル級にかわいい”勘解由小路三鈴(かでのこうじみすず)”とも出会っているので、てっきり三角関係的なシーンがあるのかと思いきや特にはありませんでした。ただの良い子でした。モブ男子が、三鈴の連絡先を聞いているなか、堅書はその光景を見ているだけ(笑)。女子に連絡先聞くの緊張するよねー。わかるわー。

 

委員会の集まりも終わり、堅書は下校します。

下校中、鳴き声のヘンテコなカラスに出会い、カラスが堅書の持っていた本をくわえて逃げていきます。

このヘンテコカラスは正直きもかったです。鳴き声も「カァー、カァー」とかではなく、「ぅくぅあぁーーー」みたいな、ちょっと表現できないんですけど、なんだこいつはと。

 

堅書はカラスを追いかけ、追いつくと伏見稲荷まで来ていました。

ここで急に世界が歪み始めます。

歪みが戻ると、堅書の隣には全身白づくめの男が立っています。

実はその男は、未来の”カタガキナオミ”だったのです。

カタガキ曰く、堅書がいる世界は現実世界を完全複写した、記録の世界とのことでした。

パラレルワールド的なお話ですね〜。

 

記録の世界を書き換える

カタガキが、記録の世界にやってきた理由は 図書委員の”一行瑠璃”を救うことでした。

現実世界では、瑠璃はカタガキとのデートの最中、落雷の事故に合い亡くなっているとのことでした。

記録の世界を書き換えたところで、現実世界は変わらない。でも、カタガキは瑠璃が笑顔でいられる思い出を作りたい、たとえ記録の世界でも瑠璃が存在していてほしい、そんな思いから、記録の世界にやってきました。

記録の世界の堅書は、もちろん現実世界のカタガキと協力をします。

書き換える部分は、瑠璃を救うところのみなので、事故の前日までは現実世界で起きたことをもとに忠実に記録の世界でも再現していきます。

現実世界のカタガキ良いやつだなぁ〜😭堅書は、瑠璃と付き合うためにカタガキの教えをもとに行動するのですが、途中、カタガキを無視し、一行の気持ちを優先するシーンがありました。現実世界と違う行動をとっても瑠璃との距離が縮まり結果オーライ!なんか嬉しかったですね。瑠璃を思う気持ちは、記録の世界の堅書も負けていません!

 

事故当日、瑠璃が落雷にあわないように堅書は瑠璃をデートに誘いません。

しかし、少しずつ現実世界と記録世界にずれが生じていることで、修復プログラムが動きだし、強制的に瑠璃を落雷が落ちる橋に移動させました。

修復プログラムは、きつねの顔をした人型でした。こどもが見たらトラウマになりそう😥クレヨンしんちゃんの映画『ヘンダーランド』で、ひろしとみさえがお風呂場で人形になっちゃうやつくらいトラウマだ。

 

修復プログラムの邪魔が入りましたが、堅書がなんとか瑠璃を守り抜き、瑠璃は助かりました!

ふぅ〜、よかった〜。でめたし。でめたし。

 

しかし、突如、現実世界のカタガキが瑠璃を現実世界に連れていきます。

なにやってんの?カタガキ!(怒)

 

現実世界の瑠璃が蘇る 

現実世界の瑠璃ですが、実は落雷にあって亡くなったのではなく、脳死状態だったことがわかります。カタガキが記録の世界に行った本当の目的は、現実世界の瑠璃を蘇らすことだったのです。

蘇る(目を覚ます)条件は良くわかっていないのですが、「器と中身の同調」とのこと、脳死状態でも中身=記憶や思考を取り戻すことで蘇らすことができるみたいです。

なので、カタガキは記録の世界から瑠璃の記憶や思考を現実世界に取り出したということになりますね。

 

現実世界も実は記録の世界!?

一方、瑠璃を連れ去られ取り残された堅書は、現実世界から一条を取り戻すことを決心します。

最初は内気だった堅書が、自分の意思で瑠璃を取り戻そうと決心するシーンには、堅書の成長が感じられて良かったですね。

 

堅書は、現実世界へと侵入できるのですが、この現実世界でも修復プログラムが動きだしています。

あれっ?なんで、現実世界にも修復プログラムがいるの?現実の世界なのにプログラム?ここで頭がこんがらがりました🤔

 

修復プログラムは、現実世界にカタガキと堅書が同時に存在している重複エラーを排除しようとカタガキもしくは堅書のどちらかを排除しようとします。

現実世界のカタガキは、堅書をかばいます。

堅書と一条は、現実世界から抜け出し新たな世界で生きていくことになりました。

 

そしてシーンは変わり、カタガキが目を覚ますシーンに切り替わります。

そして、目が覚めたことを喜ぶ大人になった瑠璃の姿がそこにはあったのです。

???どういうことだろうとしばらくぽかんとしていましたが、ゆっくりとその意味がわかってきました。実は、脳死状態で眠っていたのは、カタガキだったのですね。つまり、記録の世界と思っていたのは、記録の記録の世界。現実の世界と思っていたのは、記録の世界。そして、大人になった瑠璃がいる世界が現実世界で、3重構造となっていたみたいです(笑)。

現実世界の瑠璃が、脳死状態のカタガキを救おうと奮闘していたお話だったみたいです。

 

初見だとどの世界が現実なのかこんがらがってしまい、話を整理するので精一杯でした。なので、裏設定や考察をわかりやすくまとめているブロガーさんの記事を見てから鑑賞することをお勧めします。